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屋久島<白谷雲水峡2>

<つづき>




「いやね、木の成長を見ているようで、面白いってことですよ。ほら、この木だって何百年とここにあって成長しています。いろんなことがあったでしょうね。いろんな人や動物がここを訪れたでしょう・・・・。でも、この木が芽吹いた何百年前のことは私には想像出来ません。
今の夫婦だってそうですよ。この土地に来るまでに色んなことがあったでしょうね。でも、それは他人である私には到底想像できません。」



オジサマは、ふと遠い目をしました。



「世の中の夫婦全体が多種多様で、同じ夫婦なんていません。もちろん、あなたたちのお父さんお母さんもね。屋久杉みたいですよね。」

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ふん、ふんと聞いていましたが、
私は少し驚きました。
街中で歩いている夫婦を、そんな視点で見たことは無かったから。
もし、トレッキングで夫婦とすれ違ったら、
(ああ・・、仲の良い夫婦だな。)
くらいにしか思わないから。

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そして、オジサマは続けました。



「本当に、当たり前のことだけれど君のお父さんお母さんは、君が産まれる前から人生を過ごしてきているんだよ。多分、君が知らない過去も沢山あるだろうね。それも含めて、今に至るんだよね。
ボクね、人の顔って好きなんですよ。人生の経験を積んだ人は、いい顔してますよ。・・・おお!君はいい木だ!」

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オジサマは、ちょいちょい私達と話しながら、いきなり木と話しだします。

そして、自分の中でお気に入りの木を見つけると、手を合わせていました。
そして、あまり木には触れません。
必要最低限の、自分が通る道を、小さな歩幅で歩いている。
歩いているというよりは、人の家にお邪魔しています・・・。って感じ。



オジサマは、自分が知る限りですが・・・・と、植物や苔の名前を教えてくれました。
本当に、見逃しそうな小さな植物も。





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私は、なんだかボロボロと泣けてきました。


このおじさんに感動したわけではない。

この素晴らしい景色に感動したわけでもない。

なんて自分はちっぽけで、無力なんだと 思ったわけでもない。







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ただ、

感じたのは、

『いとおしい』感じ。




この島にある植物がいとおしくて、いとおしくてたまらない感じ。

前を歩いているオジサマも、後ろの友人も、
地球上の『生きているもの』がいとおしくて、守ってあげたいような、そんな感じ。
そんな涙が溢れて止まりませんでした。





本当に、本当に、植物や鳥達が話しかけてくるんです。(not ドラッグ)






母性をくすぐられるような、そんな森。


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さて、
近々『24時間・耐久ジブリ』でもしてみますか。







                      <つづく>
by kagawaarata | 2010-05-24 01:09 | yakushima

屋久島<白谷雲水峡1>

今、ジブリの「もののけ姫」とか観たら、興奮するんだろうなぁ。


私は、ジブリ映画は大好きなのだが、どうもあの空気感が心地良すぎて寝てしまう。
映画ではよっぽど寝ないのだけれども、何故かジブリだけはまともに観たことが無い。

・・・・寝てしまう。

大好きなのに、寝てしまう・・・。



こんど、全シリーズ観てみよう。









白谷雲水峡は、そんなジブリの「もののけ姫」の森が存在します。
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一応は、「ここがもののけの森だよ。」というスポットはあるのですが、
白谷雲水峡のどの景色も、もうすんばらしいのです。
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こんなにも、苔や木が好きになったことはありません。

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森の中で
ひときわ目立つのが『ヒメシャラ』の木。

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つるつるで黄金色をしていて、明らかに他の木とは違うからすぐにわかります。

ヒメシャラは、苔などの付着を嫌がり、自分で樹皮を剥がしていくのだそうです。
だから、いつもつるつるなのだ。

とあるオジサマが、「ヒメシャラの木は冷たいんだよ。」と教えてくれました。
触ると確かに冷たい・・・。
私は、ヒメシャラの木に頬をあてて、トレッキングで火照った顔をクーリングしてもらいました。

これがまた、気持ちが良いので、是非ヒメシャラを見つけたら頬をつけてみてください。

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色んな景色を見ながら歩いていると、
60代くらいの夫婦とすれ違いました。

そしたら、前を歩いていた 先ほどのオジサマが
「ふっふっふ・・・・」と、笑い出しました。

私が、
「どうしたんですか?」と聞いたところ、






「不思議ですねぇ・・・夫婦というものは、月日を重ねて多種多様に成長していますね。この、屋久杉達のように。」







私は、意味が分からなかったので、
「どういうことですか?」と聞き直しました。


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                              <つづく>
by kagawaarata | 2010-05-22 23:17 | yakushima

屋久島<4>

屋久島は滝がとても多いのです。





マイナスイオンがいっぱいで、

滝からおこる水しぶきと、その風にのって緑のいい香りがします。



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千尋の滝

トローキの滝

竜神の滝

蛇之口滝・・・


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まだまだ、屋久島には滝がいっぱいあります。










大川の滝は大迫力でした。
雨の日は、こんなに近くまでは近づけないのだそう。

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                                  <つづく>
by kagawaarata | 2010-05-21 21:59 | yakushima

屋久島<3>

屋久島は、海ガメの産卵でも有名なので、
せっかく来たのだから、そんな光景も拝みたい・・・とも思ったが

なんとなく私は乗り気がしなかった。

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海ガメの産卵は・・・なんとなく萎えるのだ。






何かの本で読んだのだが、
年々増える観光客の中には、
もっと鮮明にその光景を見ようと 海ガメにライトを照らす人がいたらしい。
海ガメは産卵の前にライトを見つけると、そのまま産むのをやめて海に帰ってしまうそうだ。




海ガメが卵を産んでいる時に流す涙(実際は海水?)も、なんだか痛々しい。




そして、観光客によって踏み固められた砂浜の下で、
孵化した子ガメは、出ることが出来ずに死んでしまうことも。







今は、海ガメの産卵を見るためにはツアーが組まれ、
ちゃんとした説明会に出席しないと見られなかったり
卵がある周りには入れなくなっていたりと、
多分 規制はしっかりとされているのだろうけれど




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・・・・なんとなく萎えるのだ。













「あなたたちが見に来ることで、海ガメのテンションも上がって、どんどん卵を産みます!」
というのなら是非見に行きたいが、


「あなたたちのミーハー心で、海ガメは生命の危機に達しています。」
と言われているみたいで、




・・・・なんとなく萎えるのだ。

















「その生ビール一杯で、貧しい国の子供達のワクチンがいくつ作れると思いますか?それでもビールが飲みたいのですか?」と言われて
「それほどじゃ、無いです・・・・・・・じゃあ、(飲むの)やめます・・・。」というような・・・・。








清純派だと思っていたあの子の背中に
一面 和彫りの刺青が入っていた時の、
なんともいえない現実を突きつけられた感じのような・・・・。(非常にわかりにくい)








SO、
・・・・なんとなく萎えるのだ。



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なので、私たちはしょんぼりと海を眺めて、
ヤドカリさんの家になりそうな貝をぼんやりと拾っていました。



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                                           <つづく。>
by kagawaarata | 2010-05-21 02:16 | yakushima

屋久島<2>

『志戸子ガジュマル公園』


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とても苦しそうにのたうち回っているように見えるガジュマルは

ものすごい生命力で地面に向かって気根をのばします。


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その、生命力というか執着心にも似たものは 
ガジュマルが確実に意思を持ってのばしていて、
その木の形は月日を重ねる毎に姿を変えます。





そして、たまらないのは
そのガジュマル達を通ってやってくる木漏れ日。
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みんな見事にまんまるで、
樹の妖精って、このことかな・・・と思わずにいられないほどに綺麗でした。




そして、私の口笛に
ず~っと返事をくれた鳥さん。


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お互いに、いい勝負だったと思います。















そして
ガジュマル公園から、宮之浦の方に向かっていくと、
島の景色からは、かなり浮いたオブジェが・・・・















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なんで?







地元のおじさんが、
「大山のぶ代さんが来て、サインも書いていったんだよ。」
と、教えてくれました。

どうやら、彼はタイムカプセルだそうです。






                                       <まだまだ 続く。>
by kagawaarata | 2010-05-17 23:28 | yakushima

屋久島<1>

『365日中、400日雨が降る』
 と言われる島
屋久島。

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この島は世界遺産に登録されていて、
日本にある自然遺産では
白神山地(東北地方)・知床(北海道)・屋久島(鹿児島)の3つだそうだ。

メディアにも多数とりあげられていて、屋久島の著書も膨大な量があり、
その効果もあって沢山の観光客が訪れている。






そして、私もそんな観光客の1人。

しかも、タチが悪いのは、
「屋久島へ行ってから人生が変わった」と言う人達の言葉を信じて、
とてもミーハーな気持ちでこの島を訪れた観光客だ。






屋久島から帰ったときは、新しい自分になれると信じて疑わなかった。


そして、そんな屋久島の雨にうたれることで
今までの私の人生の過ちや忘却したいことを、すべて洗い流してもらえる。


だなんて

そんな自分に都合のいいことばかり考えていた。













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そんな私の、えげつない欲求を 屋久島が受け入れてくれるわけが無い。





『1ヶ月のうち、35日雨が振る』
とも言われるこの島は、

私たちの滞在中、島の人も驚くほど 
ピーカンもピーカンの、そりゃまたピーカンに晴れてくれたのである。






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                                 <えげつないほど 続く>
by kagawaarata | 2010-05-15 21:29 | yakushima

忍者に会いに行く。

「今度こそ、人魚を・・・」



と向かった、熱い場所。





『忍者博物館』
















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忍者について、いろいろと勉強できます。



「忍者か・・・・カッコイイな・・・・。」なんて思ってしまいました(本気で。)















是非とも観ていただきたいのが、


『忍者ショー』
(勝手にネーミング)




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この舞台で、忍者達のショーが行われます。

これを観るには200円の別料金がかかりますが、
その価値以上の大迫力な大スペクタクル!!!

是非、200円払ってでも観てきて欲しいです。














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・・・なるほど。
星がチカチカしたら、雨なのか。










非常に驚いたのは、
何気なく壁に貼られた
マイケル
(勝手にネーミング)
が、ちゃんと私たちを目で追っていること。


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あまりにも、熱いスポットすぎるが、
あまりにも、物足りなさすぎる規模。


もっと巨大に増設して欲しい・・・なんて勝手に思いました。
by kagawaarata | 2010-05-13 22:51 | Life

The foreign world

満員電車に揺られながら、うとうととしていたら、

男性3人組が乗ってきた。

私はとくに気にはせず、寝続けていたが、

その中の1人が喋り出したとき、その意識は彼らへと集中した。








(注:これからの文は、ニュアンスをお届けするものであり、彼らがなんと言っていたかは覚えることは不可能でした。)







A:「でもさ~、あのとき、フュージョンがパーティーしちゃって、ソルジャーシールダーが使えなかったから、ポーチで応戦したんだよね。」


B:「わかる、わかる。」


C:「あそこで、希望の丘に行ってれば、もしかしてグラクソ・スミスクラインできたかもしれないけど。」


A:「いや、でも、あれをウッドシールダーにしてたら、もたなかったよ。」


B:「ファストパスで、イメージしても、ミスティーにはなれなかったよね。だから、結局負けたんだけど。」


C:「あ、ジャスティス様、席 空いたよ。」


A:「もうすぐほかも空くかもだから、そしたらルシフェル様も座りなよ。」











え・・・・・・・?






ナニジン・・・?






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何を話しているのか さっぱり分からなかった。

ちょいちょい日本語が聞こえるから、日本語を話しているのだろうけど・・・。

しかも、声がでかい。異常に。











電車を降りしなに、彼らを見たら、嬉しそうに大量のカードを見せあっていた。 年の頃25~30歳。

彼らに囲まれたおばさんの、死んだ魚のような目が忘れられない。











いい歳して
人が何にはまろうと勝手だし、

私がとやかく言うことでは無いのは十分に分かっているけれど、

成人した自分の息子が、ガードゲームに人生を捧げていたら、私はどうやって息子と接したらいいのだろうか。














この人達の、お母さんの心情を想像すると、心臓が押しつぶされるように苦しい。















ガンバレ。お母さん。








そんな明日は、『母の日。』
by kagawaarata | 2010-05-08 21:03 | Life